、久々にTVに見入ってしまいました。
自宅で見ていたんですけれど。
NHKスペシャル「和食」っていう番組です。
まわしものでも何でもないんですが、かなり真剣に見てしまいました。
こういった番組って、正直、高校とか大学とかの授業で
「ラッキー眠れる♪」みたいな時に流れるものかと思っていましたが・・・(苦笑)
自宅でじっくり見るようになったとは、私も大人になったもので。はい。
何がそんなにって、まあ、まとめていうならば、
「和食」の素晴らしさのもととなる調味料である「醤油」「みりん」「さけ」。
これを作るために必要な「米麹」、この「米麹」は日本にしか存在しないカビであるということ。
このカビを千年以上の歴史をかけて、日本人は育て上げ、
今もその命をつなぎ続けていること。
しかもその「麹」を扱っている問屋さんはもう日本に10しかないそうです。
「もやしや」っていうんですって。
「米麹」はお米に生えるカビで、毒性のない、萌黄色のもの。
そのカビの生える様はまるで米に命が「萌え出ずる」→「もやし」→「もやしや」だそうです。
驚きました。
とても。
醤油もみりんもさけも、この「もやしや」さん達が世界で日本唯一のカビを育ててくれなかったら
生まれなかったわけです。
この調味料がなかったら、和食ももちろん、生まれなかったわけです。
命をつないで、つないで、つないで、今に至る。
その偉大さに圧倒されました。
何でも手に入り、解明できる世の中になったとしても、
この「命」は誰にも作り出せませんよ――そんなメッセージを感じてしまいました。
まさに、神秘。
つくづく思った夜でした。
心がちょっときれいになった気がする。
それから、最後に食べていた卵かけご飯が最高に美味しそうだったな。
では、来週お目にかかります。
皆様、よろしくお願いいたします。
by 秘書