LITTLE CAROL

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[2009/11/04]アレンジについて

秋らしさがますます深まる今日この頃。
芸術、読書、そして食欲の秋でもありますが、リトルキャロルは年末のコンサートに向けて準備に余念がありません。
さてさて、アレンジ担当の私は今は伴奏の楽器たちのアレンジを急ピッチで進めています。
今年は定番のピアノはもちろん、ソプラノサックス、チェロ×2、パーカッション、アコースティックギターという布陣で本番に臨みます。
今回はチェロとサックスのコラボもなかなか必聴です。
なかなか面白いマッチングなのですが、これが意外にも意外、なかなか合唱にはピッタリの組み合わせ。
両者ともメロディー楽器ですし、合唱の音域より上下に少しずつ広く、合唱との絡みもバッチリ。
ソプラノサックスは独特の温かであり濃厚な音質が特徴ですし、
チェロは音域の広さと、低音も内声もメロもリズムを刻むのも何でも来い、の万能楽器、様々なシーン(?)で活躍してくれます。
両者はそれぞれサックスカルテット、弦カルテット、という編成の中でも大活躍していますが、
サックスとチェロ2本となると3つの楽器でカルテットの音域をカバーしており、もはやトリオとして十分な存在意義があります。
今回はメインのバカラックメドレーのステージにおいてのリズム的、いわゆるバンド的な要素も加えるため、パーカッションとギターが加わります。
ピアノではどうしても限度があり表現しにくいグルーブ感、リズム感を彼らはおおいに表現、音楽に幅を持たせてくれるはずです。
伴奏楽器として歌を伴奏するだけでなく、それぞれの楽器が個性と特質を生かし、また、コーラスと掛け合うことによりよりよい相互効果が表れる、そんなアレンジに仕上げられたらなぁ、と思っています。
今回出演するそれぞれの楽器の特徴的な音色が、そしてそれらの奏でるハーモニーが、心地よく紀尾井ホールに響くまであと1カ月とちょっと。
本番でホールに響く音色を想像してワクワクしながらアレンジを楽 しく進めています。
もちろんアカペラコーラスの絶妙なハーモニーも私たちの持ち味ですが、今回は楽器とのコラボーレーションにも是非ご注 目下さいね!
by マツナミ

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