LITTLE CAROL

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[2026/10/11]【30周年企画】リトルキャロルとわたし #09

【リトル歴23年 / Y.T】

「かけがえのない場所」


私がリトルキャロルに所属したのは、2003年のことでした。

NHKの合唱団で10年間歌ってきた私は、卒団後、心にぽっかり穴が空いたようで、歌うことに飢えていました。当時流行っていた「ハモネプ」の影響もあり、早稲田大学のアカペラサークルに入って歌っていた時期もありました。

そんな中、同期の誘いでリトルキャロルに入らせてもらうことになり、気づけば今年でリトル歴23年になります。

人生の半分以上をリトルキャロルの仲間と過ごしてきた私にとって(合唱団時代も含めると、もっと長くなります!)、リトルキャロルは、人生においてなくてはならない、かけがえのない場所だと言っても過言ではありません。

振り返ればあっという間の23年でしたが、本当にいろいろな出来事がありました。
中でも、特に大きな出来事が3つあります。

1つ目は、アルトへの転身。

2011年、「サウンド・オブ・ミュージック」の頃、仕事で喉を潰してしまい、思うように声が出せなくなったことがありました。練習に行くことさえ苦痛になってしまった時期です。

泣きながら麻衣ちゃんに「もう辞めるしかないかもしれないです……」と相談すると、返ってきたのは「じゃあアルト行ったら?」という、あまりにもあっさりとした提案でした。笑

合唱団時代からずっとソプラノで歌ってきた私にとって、それは新たな挑戦。でも、実際に歌ってみると、「アルトなら出せる!」「アルトって楽しい!」と、再び歌う楽しさを取り戻していきました。

主旋律を引き立てながら、ハーモニーを下から重厚に支える、よく言えば縁の下の力持ち。それがアルトです。

アルトパートを口ずさんでいると、何の歌だか分からないと言われることもありますが笑、みんなで声を合わせたときに生まれるハーモニーが何とも心地よく、いつの間にかアルトが大好きになっていました。

2つ目は、大好きな仲間との別れ。

新型コロナウイルスが猛威を振るい、マスク必須、外出自粛、歌うなんてもってのほか!となってしまったあの頃。

オンラインでの練習が中心になり、「もうみんなと顔を合わせて歌えないんだ……。これから何を楽しみに生きていけばいいのだろう……」とまで思い詰めた時期がありました。

そんな中、ずっとアルトで隣に並んで歌ってくれていた、大好きな先輩Mちゃんの突然の訃報。

絶望感と悲しみでいっぱいになり、何をしていても涙があふれる日々でした。

でも、そんな私たちを、麻衣ちゃんが「ここで立ち止まっていてはいけない」と奮い立たせてくれました。Mちゃんもきっと、私たちがいつまでも悲しみに暮れていることは望んでいないはず……。そう思いながら、少しずつ前を向いていきました。

コロナが落ち着いてきた今でも、みんなと歌っていると、ふと、隣で笑い合ったり、優しく音を教えてくれたりしたMちゃんのことを思い出して、泣きそうになることがあります。

でも、Mちゃんはアルトの一員として、私たちのそばで……いや、私たちの中で、今も一緒に歌ってくれている。私はそう思っています。

そして3つ目は、まさに今の私。

リトルキャロル30周年コンサートを前に、私事ですが、なんと子どもを授かりました。

まさに青天の霹靂!「このタイミングで……!」と、受け入れるまでには少し時間がかかりました。

正直なところ、みんなと一緒に30周年コンサートに出演して、歌いたかったという思いでいっぱいです。

でも、きっとお腹の子も、このタイミングで来てくれたことに何か意味があるのだと思います。一緒に30周年をお祝いしたかったのかな?

人生って、本当に何があるか分かりません。
だからこそ、面白いのですね。今はそう思えるようになりました。

仕事で、恋愛で、子育てで……どんなに大変なときも、リトルキャロルはいつも私のそばにいてくれました。

歌える環境があること。
いつでも寄り添い、励ましてくれる仲間がいること。

これほど幸せなことがあるでしょうか。

これまでも、そしてこれからも、大好きな仲間と一緒に歌えること。それは私の人生の支えであり、誇りであり、何よりの願いです。

そして、そんな私たちを見守り、応援してくれる家族や友人、リトルキャロルの歌が好きだと言ってくださる皆さんにも、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。

今日は六本木アークヒルズにて、アークキッズコアの本番がありました。
息苦しくて、メンバーのみんなには心配をおかけしてしまいましたが、本番は最後まで精一杯踊りながら歌いきることができました。

娘と一緒に同じ舞台に立って歌うことができた喜びや、みんなと歌える幸せを噛み締めながら、涙を堪えるのに必死でした。

私は、こんなにも温かく響き合えるコーラスグループは、他にはないと自負しています。

一人ひとりの心が響き合い、同じ目標に向かって、一つの音楽をつくり上げていく。

このかけがえのない場所と、ここで紡がれる物語が、10年後も20年後も続いていきますように……。

今回のブログは30周年の特別企画につき、いつもいろいろやらかしてばかりのおもしろネタは、一切封印させていただきましたことをご了承ください。笑

2010年 ホーリーナイトコンサート

(編集より)
おとぼけエピソード満載なことは今回はそっと伏せて、まじめにブログを書いてくれました(笑)
友を、仲間を、決して見捨てない義理堅い Y.T は、どんな話でもそっと寄り添うように受け止めてくれる存在です。
そんな Y.T がリトルにいる。それだけで、どんな時も私たちは前を向ける気がします。

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