【リトル歴30年 / M.H】
「リトルキャロルがくれたもの」
私のリトルキャロルとの出会いは19才。短大在学中でした。
NHK東京放送児童合唱団(現東京児童合唱団)を高校二年生の頃に卒団してからは、カラオケBOXで歌うことはあっても、合唱をすることからはかけ離れた生活をしていました。毎日、特に目的もなく友達と遊んだり、バイトしたりして過ごしていました。
そんなとき、同期のAちゃんから突然連絡があり、「リトルキャロルに参加してみない?」と誘われました。元々歌うことは好きでしたから、また歌えるならと深く考えず軽い気持ちで参加したのがきっかけです。
当時のリトルキャロルは、恵比寿ガーデンプレイスでユニセフの募金活動をしたり、老人ホームで歌ったりしていて、今のように大きなホールで歌う団体ではありませんでした。
コンサートの衣装もなく、黒いタートルに赤いマフラーを巻いて歌ったりしていました。寒い中カイロを身体中に貼って、キラキラしたイルミネーションの中クリスマスソングを歌うのはとても楽しかったです。
初めてのコンサートは、忘れもしない原宿のアストロホールという小さなライブハウスでした。合唱団にいた頃とはまた違い、自分達で作り上げた舞台で歌う感覚に高揚したことを思い出します。
就職活動や結婚出産、仕事との両立に悩む時もありましたが、なぜか辞めようと思うことは一度もありませんでした。
それは、自分が一番自分らしくいられる場所だったということ、皆で歌うハーモニーが大好きだったこと、そして、悩み事があればいつでも何時間でも聞いてくれる同期や仲間がいたからです。
そして、好きなことをここまで続けてこられたのは、夫や家族の応援があってこそで本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとう!これからもよろしくお願いします笑
今年は、2006年東京オペラシティで初演したポーラー・エクスプレスを異なるアレンジで歌います。当時27歳だった私が48歳になり、もう小学生になった2人の子供と一緒に舞台に立てることがとても感慨深いです。こんな日が来るとは夢にも思っていませんでした。
これから10年20年先も、どんな形であれ、大好きな歌を大好きな仲間と共に歌い続けることが出来たらこんなに幸せなことはありません。
毎年楽しみに来てくれる家族、友人、会社の同期、先輩方から、
『この季節になるとリトルキャロルの歌声を聴きたくなるんだよね。』
『リトルキャロルの声を聴くと心が洗われる気持ちになるわ。』
『ずっと続けていてすごいね。』
と言っていただけることが嬉しくて、楽しみにしてくださる皆様の言葉ひとつひとつが原動力になっています。
今年私たちは30周年を迎えます。
リトルキャロルはまだまだ走り続けます!
どうか温かく見守っていただけたら幸いです。

(編集より)
リトルの初期を支えてきた世代のひとりである M.H。
譜読みは苦手とご本人は言いますが、その卓越した耳で難しい曲も歌いこなしてしまいます。
今年はアルトにも挑戦し、「アルト楽しい!」とあっという間に自分のものにしてしまうあたり、やはり非凡な才能の持ち主だと思います。